2016年12月01日

ブラックニッカ ブレンダーズ スピリット

ニッカウヰスキー曰く、
「60年の軌跡のすべてをこめた、ブレンデッド」
と言わしめる、ブレンダーズ スピリット。

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60年ものの余市モルト、25年以上熟成された西宮工場のカフェグレーン、そして宮城峡のシェリー樽熟成モルトをブレンドしたという。
レギュラー品であるブラックニッカ スペシャルから1000円近く高いこのボトルは、どのような体験を提供してくれるのだろう。

まず、トップの香りからしてスペシャルと全く異なる表情を見せてくれる。
シェリー樽原酒由来であろうチョコレートのような香ばしくも甘い香りに、ブラックニッカらしくもまろやかなピート感。
味わってみてもまろやかなモルトやチョコのような甘みの奥にピートの風味。
フィニッシュ後もゆったりとピートの風味が残る。

スペシャルとは一線を画す味わい。ブレンダーズ スピリットというだけの事はあるなと感心させられた。
希少な原酒を駆使し、この価格でこれだけのボトルを作り上げたニッカウヰスキー社のブレンダーの方々に敬意を表したい。

※ニッカウヰスキーの連続式蒸溜器は当初、西宮工場に設置されており、その後1999年に宮城峡蒸溜所に移設された
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2016年10月23日

SORRY UMAI IPA(前略、好みなんて聞いてないぜ)

よなよなの里でお馴染みのヤッホーブルーイングさんが、アメリカのブリュワリーと協力しアメリカ国内のみで販売されている「SORRY UMAI IPA」。
前略、好みなんて聞いてないシリーズのやつですな。

このビールの最も特徴的なのが、なんと、原材料にカツオ節を使用しているということ!
なんでも、カツオ節の旨味成分(イノシン酸)により酵母の働きが活性化するとか。

カツオ節という通常、ビール醸造では使われない素材を使ったことにより、キワモノとなったか、新しいビールとなったか、とくと味あわせてもらおうじゃないか。。。

まず、香りはフルーティな香りを芯に柑橘系の香りを纏う。
味わいはIPAらしいホップの苦味が効いたものだが、決して攻撃的なものでは無く上品なもの、ジンワリと後から旨味がきて、程良い甘味と酸味が乗っかってくる。
後味でも花のニュアンスとホップの香りやスパイシーさを残してスッと入っていく。

パッケージにあるサムライ(?)のちょっと荒々しい絵柄からは想像もつかない、綺麗に纏められたビールですな。
いや、最初はこのパッケージの絵柄とIPAということから、ホップの苦味がバリバリに効いた怒濤のように攻めてくる味わいを想像してしまったが、それは大きな過ちで。
実のところカツオ節という結果の想像がつかない素材を使いながらも、苦すぎず、フルーティになりすぎずバランスを取りながら、味わい深く呑むことを楽しめるビールに仕上がっている。

本来、アメリカ国内限定商品のため、日本での販売は限られているが、この美味いビールが彼の地にて大ヒットすることを願わずにはいられない。
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2016年09月07日

ボウモア デビルズカスク

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今回のものはオロロソ樽熟成とペドロヒメネス樽、二種類の樽のモルトをヴァッティングしているみたいですね。

しかし、トップの香りからまさしくシェリー(笑)。そこからカラメルの香ばしさ、蜂蜜の甘さ、ハーブやフローラル、樽を感じます。
味わいのほうはというとこれはもう実に芳醇&豊潤、濃いシェリーの風味をまとったボウモアがカラメルからややジンジャー、スパイス、樽を感じさせていく。
余韻でもカラメルの風味は残り、やや長く続いていき高いアルコール度数の影響もあってか、全体的にアタック感が残る。

ん、ある意味では究極(?)のシェリー樽熟成モルトなのでしょうか。

とはいえ、某通販サイトで税込み10万を超える値段がついているのを見たときは、流石にやりすぎだろう…と思う次第で。
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2016年07月28日

SUPER SESSION(ニッカウヰスキー)

またまた、オールドボトルが出てきたので、早速試してみたのはこちら。
ニッカウヰスキーの「SUPER SESSION」です。

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1989年7月から発売が開始されるものの1994年には終売となる、非常に短期間だけ存在したブレンデッドウイスキーです。
特徴としては。製法の異なる3つの素材をブレンドした"トライアド・ブレンド"と呼ばれるしたブレンド法でしょう。
モルトウイスキー、ライ麦から作るライグレーンウ、ニッカウヰスキーお得意のカフェ式連続蒸溜器で作るカフェグレーンの3つをブレンドすることから、命名されたブレンド法だそうです。

さて、オールドボトルということで当時のままの味わいかは判断しかねますが、味わってみたところ非常にドライでスッキリとした味わいに感じました。
ニッカのモルトによくあるピート感はあまり感じませんでしたね。
また、ボトルの状態がよろしくなかったのか、酢酸エチルのニュアンスも。これは、アルコール度数が少し高めなのも影響しているかもしれませんが。
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2016年06月27日

ニッカ Malt Club(旧ボトル)

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某バーにて入荷した旧仕様のニッカ Malt Club。
現行品は久しく飲んではいないが、非常にスムースな飲み口だったと記憶している。

そして、この旧仕様のボトル、恐らくは発売当初のものと思われるそうだ。
その味はやはり現行品とは似ても似つかないものだった。
恐らくはカフェモルト由来の軽く華やいだ香りと、蜂蜜や柑橘類を思わせる味わいを軸に、モルトから来るであろう微かなピートの風味。

柑橘類を思わせる味わいが前面に出てくるところは、人によって好みが分かれそうな尖ったブレンデッドだと感じる。
現在、ニッカはカフェモルトというボトルもリリースしているが、それに近いものがあることから、当時、カフェモルトの魅力をより引き出そうとしたのではないかと想像してみる。

なお、これとは別の旧仕様でもう少し新しい時期のMalt Clubも飲んでみたが、そちらは随分とまろやかになり、エッジが取れた味わいとなっていた。

同じメーカーの同じ銘柄であっても、時代によって味が変わっていく、いい例だと思った。
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