そのうち、ひやおろしとして出されるのがこちら、「鬼乙女 幸」です。
まず、目を引くのはそのラベルデザイン。イラストレーターのソノベナミコ氏が描く着物の乙女は、なんともネーミングにある鬼には程遠く・・・。
スペックとしては酒米は静岡産・誉富士100%を精米歩合60%で、酵母は静岡酵母(NO-2)を使用とのこと。
さてさて、ラベルの可愛らしさに騙されぬよう味わってみれば、ほのかな甘味と幸を思わせるようなふんわりと膨らむ優しい口当たりから、キレのある味わいが出てきて後口はスパッとシャープな印象。
これは、乙女から鬼に化けた? ある意味、銘に違わぬ味わいということか・・・。
鬼乙女にはこのほかにも、春には「夢」、夏は「恋」、冬になると「涙」があるので機会を見てそちらも試してみたい。