2009年11月11日

ドイツワインの誤解?

ドイツワインというと殆どの日本人は“リープフラウ ミルヒ(聖母の乳)”や“シュバルツ カッツェ(黒猫)”といった甘口白ワインを思い出しませんかね?
しかも、ベタツクほどに甘い子供向けジュースのような白ワインを…。
しかし、これらのほとんどは輸出用に大量生産されたもので、本来のドイツワインの姿からは程遠い代物だと言いたい!!
本来のドイツ白ワインは非常に辛口、地域によっては糖度ゼロといったワインまであるのだし。

ドイツでワインの格というか等級を表すのに現在でも良く使われるのが、カビネット、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレン アウスレーゼ、トロッケンベーレン アウスレーゼの5つ。これらの違いは収穫するブドウの熟度と糖度の違い。カビネットが最も若く、以降、順番に成熟して糖度も上がっていく。
そして、シュペトレーゼ、場合によってはアウスレーゼあたりまでは辛口の白ワインが醸されますから。流石にそれ以上は糖度が高すぎて、辛口に仕上げるのは無理っぽい。

で、この中で最も生産量が多いのが、カビネット。このカビネットやシュペトレーゼで作る辛口白ワインが本当に素晴らしい。ドイツだからってわけじゃないとないと思うけど、精密な酸と香りを持つワインが多く、フランスワインより日本人に合う繊細さを感じると思う。
事実、日本食、寿司とか刺身と一緒に楽しめる、美味しいドイツの白ワインも存在しているぐらいだし。
さらに嬉しいのは、妙にプレミアがついたりする(?)フランスワインと違って、手頃な価格で入手できること。

そんな、ドイツワインの本当の姿を教えてくれたのは、銀座にある「銀座ワイナックス」と八丁堀にある「入船屋」ですな。
数少ない、“本物のドイツワイン”を日本で販売するお店だと思いますよ。
特に銀座ワイナックスは別記事でいろいろ、このお店のこだわりや思いを書いてみたいぐらい。


ラベル:ドイツ ワイン
posted by TM at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ワイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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