ヴァッティングした後ポートワイン樽にてフィニッシュ(後熟)させた竹鶴21年。
ニッカウヰスキーさんの説明によると「ポルトガル北部・ドウロ川河口で約2年間ポートワインを熟成させた樽を厳選して使用しています。」(公式Webサイトより)とのことです。
さて、スコットランドではワイン樽を使用して熟成させたシングルモルトが一時期色々とリリースされたこともありましたが、竹鶴21年はポートワイン樽で後熟させることにより、どのようなブレンデッドモルトウイスキーとなったことでしょう。
色味は、ポートワインを思わせるかのような赤みを帯びた濃い色合いを見せます。
香りにしても、華やかかつ鮮烈なポートワインの香りが立ち上がってきて、そこからフルーツクリームやナッツ、コーヒーといった香りが開いていきます。
味わっていくとアンズのような酸味と甘味、フルーティな味わいから香ばしさと微かなスパイスが味を引き締めてくれます。
後口でも豊かなドライフルーツの甘味が続いていくものに。
冷却濾過を行っていないことも相まってか、通常の竹鶴21年とも異なる1本になっていますね。
しかし、これが1000本限定(一説では東京地区への出荷は300本程度という噂も)というのは少なすぎて、実に残念なことで。
もう、私の中では今年のベスト・ジャパニーズウイスキーで良いです。

こうなるとヨーロッパで500本限定にて販売されるマデラウッド フィニッシュも気になるところですが、逆輸入でも入ってこないでしょうね。。。
私も先日、六本木ヒルズの期間限定BARでハーフショットですが、味見してきました。非常においしく、私のウイスキー人生ナンバーワンのウイスキーとなりました。(まだウイスキー歴は1年程度ですが(笑))
これからもブログの更新を楽しみにしてします。