
ニッカウヰスキーより発売された復刻版シリーズ第3段、初号スーパーニッカ 復刻版です。
竹鶴政孝氏の妻リタ夫人が亡くなった後、1962年に発売されました。
さて、この復刻版を見ると先の復刻版同様、ボトルデザインを当時の物に似せてあります。
では、肝心の味わいはいかほどのものでしょうか。
まず、トップではモルトの甘い香りからピートのが現れ、さらに焦げた樽の香ばしさが開いてきます。
やや、塩のニュアンスもあるでしょうか。
いかにも余市の原酒を主体としたものではないでしょうか。
味わってみるとモルトとグレーン双方の渾然とした味わいから、ピートやビターな味わいが。
後味でも余韻はやや長めに続き、味わい・香り全体の雰囲気が続いていく。
と、ここまではストレートで味わってみての感想だが、加水したらどうであろうか?
トゥワイスアップにしてみたところ、香りに華やかさが出たこと、
味わいではよりモルトの甘みを感じたこと、ピートと潮をハッキリと感じられました。
さらに加水して水割りにまでしてみても味の骨格が崩れることなく、
長く楽しめる味わいへと移りました。
これぞニッカウヰスキーのブレンデッド ウイスキーというものでしょう。
これも限定販売なのが惜しまれる ボトルですが、
復刻させたニッカウヰスキーとアサヒビールには感謝しなければなりませんね。