恐らく初心者にとっては全部同じ「生」と思われてしまいそうな呼称ですが、それぞれ微妙に異なってくるですよ・・・。
・生酒
一切、殺菌処理を行っていないまま瓶詰めされた日本酒。
醗酵のために加えられた酵母や乳酸菌が生きている。
そのため、温度管理が重要であり、管理が悪い場合には瓶内で醗酵が進んでしまうリスクもある。
・生貯蔵酒
醸造後殺菌処理を行わない状態で貯蔵・熟成を行い、瓶詰め直前に殺菌(火入れ)を行ったもの。
※瓶詰めしたものを低温殺菌するケースもある。
・生詰め
醸造後に殺菌処理を行い貯蔵・熟成を行い、瓶詰め時には殺菌処理を行わないもの。
・通常の日本酒
醸造後に殺菌処理を行い貯蔵・熟成を行い、瓶詰め直前に殺菌(火入れ)を行ったもの。
「生 = 加熱処理を行わないもの」とするなら、純粋な意味での生というのは生酒のみとなります。
その他は工程のどこかで加熱殺菌処理が行われているため生が付く呼称を加えるのは少々違和感が残るところですが、日本酒業界的にはOkとなっているのが現状です。
ラベル:ワイン