2015年07月06日

グレンフィディック オリジナル

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普段はあまり飲むことがないグレンフィディック。
そのグレンフィディックから昔(1963年当時)のレシピを忠実に再現したというボトルがリリースされていました。
その名も「グレンフィディック オリジナル」。

現行品のグレンフィディック12年は正直なところ味わいが薄っぺらい感じがして好みではないのですが、このオリジナルはいかがなものかと。
オールドボトルは得てして、現行品よりも味わいが深いものが多いので期待してみたのですが、なるほど期待したかいがありました。

トップではやや樽香からシェリー樽熟成らしいフローラルで華やかな香り。
味わってみても香りのイメージ同様、モルトの甘さからシェリーやプラムの風味と滑らかな飲み口が印象的。
後味でもスムースに引いていく。

あぁ、これ現行品の薄っぺらさとはまったく違う、飲み応えのあるシングルモルトです(笑)。
グレンフィディックもやればできると思わせてくれるボトルです。

数量限定での販売なので、見つけたら忘れずに飲んでおきましょう。
posted by TM at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ウイスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月04日

ニッカハイボール アイスコーラ

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これは久しぶりにダメなやつに出会いましたよ!むかっ(怒り)

アイスコーラとあるので不安だったんですよ・・・。
そうしたらその不安は的中し、ウイスキーの味などまったくしない
コーラ味の“タダのアルコール飲料”でした。

こんなものにニッカの名を冠する必要があるのか?
ウイスキーベースである必要があるのか?
竹鶴政孝氏に申し訳なくないのか?

もう一つの限定品、クールハイボールも飲む気が失せましたよ・・・。

posted by TM at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ウイスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

初号スーパーニッカ 復刻版

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ニッカウヰスキーより発売された復刻版シリーズ第3段、初号スーパーニッカ 復刻版です。
竹鶴政孝氏の妻リタ夫人が亡くなった後、1962年に発売されました。

さて、この復刻版を見ると先の復刻版同様、ボトルデザインを当時の物に似せてあります。

では、肝心の味わいはいかほどのものでしょうか。

まず、トップではモルトの甘い香りからピートのが現れ、さらに焦げた樽の香ばしさが開いてきます。
やや、塩のニュアンスもあるでしょうか。
いかにも余市の原酒を主体としたものではないでしょうか。

味わってみるとモルトとグレーン双方の渾然とした味わいから、ピートやビターな味わいが。

後味でも余韻はやや長めに続き、味わい・香り全体の雰囲気が続いていく。

と、ここまではストレートで味わってみての感想だが、加水したらどうであろうか?
トゥワイスアップにしてみたところ、香りに華やかさが出たこと、
味わいではよりモルトの甘みを感じたこと、ピートと潮をハッキリと感じられました。

さらに加水して水割りにまでしてみても味の骨格が崩れることなく、
長く楽しめる味わいへと移りました。

これぞニッカウヰスキーのブレンデッド ウイスキーというものでしょう。

これも限定販売なのが惜しまれる ボトルですが、
復刻させたニッカウヰスキーとアサヒビールには感謝しなければなりませんね。


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2015年04月04日

ワイルドターキー ダイヤモンドアニバーサリー

ワイルドターキー蒸溜所の責任者であるジミー・ラッセル氏の勤続60周年を記念し、その息子であるエディー・ラッセル氏がブレンドした特別な1本。

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13年〜16年の原酒のみを用いてブレンドされているそうですが、飲んでみるとブラインドでも判るぐらい“ワイルドターキー”ですね(笑)。
しかし、バーボン ウイスキーとしては長期な13年〜16年という原酒の味わいは通常品である8年などとは比較にならない深い味わいと滑らかなバニラを思わせる甘みやナッツの風味を醸し出します。

価格も相応のボトルですが、この深い味わいを持つワイルドターキーは是非とも楽しむべき一杯となりえるでしょう。
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2015年03月07日

初号 ハイニッカ 復刻版

復刻版シリーズ第二弾となるハイニッカ。

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ハイニッカが初めてこの世に登場したときウイスキーは、税法上では特級、一級、二級に分かれていた。
ハイニッカはその中でも最も等級の低い二級ウイスキーとして売り出された。

当時の酒税法で定義された二級ウイスキーの定義は原酒の混和率が10%未満のものとされていた。
まだ、原酒が1%も使われていないものもウイスキーと呼ばれていた時代に、上限ぎりぎりまで原酒を使用して造られたのがこのハイニッカである。

晩年の故竹鶴政孝氏はこのハイニッカを毎晩、愉しんでいたという。

今回のテイスティングでは故竹鶴政孝氏に倣い、1:2の水割りにしたもので試してみたい。

香りではややスピリッツ臭が立つが、そこから余市の原酒を思わせる香ばしく力強いウイスキーの香り。
味わってみると柔らかな飲み口の中にも香り同様の香ばしく力強いモルトの味が現れて美味い。
水割りにしてちょうどよい感じでもある。

質の悪い安ウイスキーを水割りにすると、雑味やアルコール臭がより強くなるものだが、このハイニッカにはそれが無い。

このウイスキーも紛れのない、ニッカのウイスキーだ。
posted by TM at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ウイスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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