2015年09月02日

ザ・マッカラン カスク ストレングス

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世界的な原酒不足により価格が跳ね上がったり、ラインナップから消えていくボトルが増えてきました。
この、ザ・マッカラン カスクストレングスも価格が跳ね上がったボトルの1本です。
まぁ、ただでさえシェリー樽原酒が足りないため、ザ・マッカランらしからぬファインオーク樽原酒を使ったボトルをリリースしているのだから、シェリー樽のカスク ストレングスなんて高騰もしますよね・・・。

しかし、味わってみればこれこそが“シングルモルトのロールスロイス”と言われる、ザ・マッカランの味わいでしょう。

フルーツケーキ、バニラ、チョコレート、オレンジピールからややナッツを思わせる重厚な香り。
味わいについてもシルクのような口当たりから香りのイメージそのままの味わいが濃厚。
フィニッシュにおいてもドライフルーツやスパイスの豊かな余韻が続く。

なんともゴージャスでリッチ、エレガントなシングルモルトです。

今後もこのボトルが継続するか、一抹の不安もあり楽しむならいまのうちかもしれませんね。
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2015年08月22日

イチローズモルト ダブルディスティラリーズ

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秩父蒸留所。
かつて、埼玉には羽生蒸溜所(東亜酒造)という、ウイスキー蒸溜所があった。
しかし、あえなく経営破綻し現在はキング酒造傘下となっている。

そして、その羽生蒸溜所の原酒を引き継ぎ、あたらしく秩父蒸溜所を創った者がいた。
羽生蒸溜所創業者の孫、肥土 伊知郎氏である。

2008年から稼働を開始した秩父蒸溜所の原酒と、羽生蒸溜所から引き継いだ原酒をヴァッティングしたモルトウイスキーがこの、ダブルディスティラリーズだ。

なお、ロットを表すボトルナンバーは26。
ここで、なぜ、ボトルナンバーを挙げるかというと、羽生蒸溜所の原酒は量が限られていることに加え、秩父蒸溜所の原酒も豊富にあるというわけではない。
そのため、ボトルによりヴァッティング(ブレンド)が微妙に異なるのだ。

そんなダブルディスティラリーズの味わいとは如何なるものか、愉しんでみたい。

トップからして非常に複雑な香りが引き立つ。秩父蒸溜所の原酒比率が高いのか最初にミズナラ樽のニュアンスがきた後、クリーム、シトラスといったところも感じる。
味わいにおいてもミズナラ樽らしい味から柑橘類のフレッシュさと柔らかい微かな甘さを感じる。
フィニッシュでは爽やかさを残し、スッと消えていくようだ。

実は秩父蒸溜所でこれとは異なるボトルナンバーのダブルディスティラリーズを試飲したのだが、明らかに味わいは異なっている。
しかし、これがイチローズモルトというものだ。
限られた原酒を元にしているのだ、ボトルナンバーにより味は違って当然。

それでも、美味いものは美味い。

あと、どれだけ羽生蒸溜所の原酒が残っているかは知る由も無いが、このダブルディスティラリーズを一人でも多くの人に味わってもらいたい。
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2015年07月25日

サッポロ空模様シリーズ

サッポロビールが4月よりネットショップ限定で販売している「サッポロ 空模様」シリーズ3品。
とあることがきっかけで入手することとなりました。

・流れる雲のヴァイツェン

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・陽ざしのピルスナー

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・月夜のデュンケル

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それぞれ、三者三様のうまさがあり、またそのネーミングにある空模様のような味わいの違いは飲んでいて色々と楽しめる物でした。
サッポロビールのオンラインショップ限定発売とはいえ、通年販売というのも入手しやすく良いですね。

ラガービールだけではない、色々な味わいのビールを分かり易く伝えてくれるビールたちでした。
posted by TM at 14:11| Comment(1) | TrackBack(0) | ビール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

マルスモルテージ 越百(コスモ)

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マルスからいつのまにか、キラキラネームのようなブレンデッドモルトウイスキーが出ていました。
その名も「越百」と書いて「コスモ」と読む物を。。。

ま、まぁ、ネーミングはどうであれ、そこは味がすべての世界ですから。。。

香り:キャラメル、ナッツ、蜂蜜、ヌガーのニュアンス
味わい:柔らかくスムースな口当たり、微かに香ばしさを出しながら、熟したプラム等の果実の風味
余韻:まろやかさだけを残し、熟した果実の風味が微かに漂う

どうなんでしょうね。悪くはないが、そこまで良い物か?
全体的に熟成感は無く、アルコールの荒さも感じる。

これで、4,580円かぁ。。。

posted by TM at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ウイスキー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

淡墨桜(うすずみさくら) 純米酒 ピッチピチ蔵出ししぼりたて生原酒

岐阜県の酒蔵、達磨酒造が醸す淡墨桜(うすずみさくら)。

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達磨正宗というと古酒のイメージがあったんですが、こんなフレッシュなお酒も出していたんですねぇ。
スペックとしては、酒米は蔵元の地元・岐阜県特産のハツシモ、精米歩合70%、日本酒度±0。
酒造好適米ではない食用米であるハツシモを使って醸す酒とは、いかなる味か!?

米の旨味がギュッと詰め込まれた旨さ、
しかし、重くはなく柔らかい口当たりからスルリと流れていく。
後味の酸が程よいキレを出していて非常に飲みやすい。

酒造好適米でない、しかも純米酒という造りでありながら立派な日本酒に仕上がっていますよ。
年に一度の限定出荷品ということで、次の出荷が既に待ち遠しいお酒ですな(笑)。
posted by TM at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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